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2024.03.01
「東京eスポーツフェスタ2024」
eスポーツ競技大会6タイトルの優勝者が決定

eスポーツの普及と関連産業の振興を目的として、eスポーツの競技大会と関連産業展示会等で構成するイベント「東京eスポーツフェスタ2024」を令和6年1月26日(金)~1月28日(日)の3日間にわたり開催しました。
5回目となる今回の開催は、東京ビッグサイト南1・2ホールでのリアルと、オンラインの双方のメリットを活かしたハイブリッドで開催し、競技大会やセミナーなどの企画をリアル会場で実施するとともに、YouTube等で配信しました。
3日間の総来場者数は約9千人、オンライン動画配信の総視聴数は約11万回となりました。

 

■「東京eスポーツフェスタ2024」開催概要

名  称:東京eスポーツフェスタ2024
日  程:令和6(2024)年1月26日(金曜日)から1月28日(日曜日)まで
開催方式:公式WEBサイト( https://tokyoesportsfesta.jp )
動画配信サイト(YouTube、ニコニコ生放送、OPENREC.tv、Twitch)
主  催:東京eスポーツフェスタ2024実行委員会
[東京都/(一社)日本eスポーツ連合/(一社)コンピュータエンターテインメント協会/(一社)日本オンラインゲーム協会/(株)東京ビッグサイト]

 

Official licensed videogame of World Baseball Softball Confederation "eBASEBALL"は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの日本およびその他の国と地域における登録商標または商標です。©Konami Digital Entertainment/Gran Turismo 7: TM & © 2024 Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by Polyphony Digital Inc./太鼓の達人™ドンダフルフェスティバル & ⓒBandai Namco Entertainment Inc./ⓒ GungHo Online Entertainment,Inc. All Rights Reserved./ⓒSEGA/ ⓒMIXI

 

【写真左】公式アンバサダー:ラトナ・プティ

【写真右】メインMC「RaMu」(中央)、サブMC「村井理沙子」(右側)、アシスタントMC「あおこ」(左側)

 

全国各地から多くの選手が参加したeスポーツ競技大会は、「WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球」「グランツーリスモ7」「太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル」「パズドラ」「ぷよぷよカップ(ぷよぷよeスポーツ)」「モンスターストライク」の6種目で実施し、優勝した選手たちには東京都知事杯が贈呈されました。
また、同時開催された関連産業展示会では、都内に所在するeスポーツ関連の中小企業や団体、学校など、約50事業者がリアルブースやオンラインで出展するとともに、「企業対抗戦」や「ピッチイベント」を実施しました。
このほか、ビジネスセッション「サウジアラビアのeSports市場から見る日本のeSports市場の成長可能性」やセミナー「アンチ・ドーピング講演」などの様々なセミナーや、プログラミングに触れられる学習企画などを実施しました。      
各種企画の実施概要は、以下のとおりです。なお、実施した各種企画は、会期後もYouTubeの東京eスポーツフェスタ公式チャンネルのアーカイブにてお楽しみいただけます。

 

<オープニング>

会期初日のオープニングでは、東京eスポーツフェスタ2024実行委員会名誉委員長の小池百合子都知事がビデオメッセージにて、「eスポーツは、子どもからお年寄りまで、また、性別や障害の有無にかかわらず、色んな方が一緒に楽しめます。このことがeスポーツの奥深さを生み出しています。東京eスポーツフェスタが、eスポーツの裾野をさらに拡大させることを期待しています。白熱した試合が繰り広げられる3日間をどうぞお楽しみください。」とコメント。
また、実行委員会特別顧問であり一般社団法人日本eスポーツ連合の早川英樹会長が登壇し、「東京eスポーツフェスタは、eスポーツの普及と関連産業の振興を目的として実施しており、今年で5回目を迎えます。昨年中国で行われたアジア競技大会ではeスポーツが正式種目として採用され、また国際オリンピック委員会が主催するオリンピックeスポーツシリーズもシンガポールで開催されました。今後も、2026年に愛知・名古屋で開催されるアジア競技大会を筆頭に、さまざまな国際大会が計画されています。この東京eスポーツフェスタからも、世界へ羽ばたく選手が生まれてくることを大きく期待したいと思います。また、競技大会だけでなく、展示会、セミナーや学習企画など、バラエティー豊富な企画になっております。是非、ご視聴いただき、eスポーツの理解を一層深めていただければと思います。」とコメントしました。
さらに、公式アンバサダーであるにじさんじのライバー、ラトナ・プティさんの「皆さん、3日間盛り上がっていきましょう!東京eスポーツフェスタ2024、スタートでーす!!」という開会宣言で東京eスポーツフェスタ2024が開幕となりました。

【写真】一般社団法人日本eスポーツ連合:早川英樹会長

 

<JeSU協力企画>

セミナー「共生社会実現に向けたeスポーツの活用」

eスポーツが共生社会実現に向けて利活用されている事例の紹介とパネルディスカッションを実施しました。

出演者(※敬称略):

 田中 栄一 (国立病院機構北海道医療センター 作業療法士、 一般社団法人ユニバーサルeスポーツネットワーク 代表理事、 JeSU医事委員会 委員)

 川崎 陽一 (日本アクティビティ協会 理事長、 株式会社プレイケア 代表取締役)

 浜村 弘一 (JeSU理事、 株式会社KADOKAWA デジタルエンタテインメント担当シニアアドバイザー)

URL:https://www.youtube.com/live/Tz11thjL80w?si=AzzulBFrQMRPaETH&t=869

 

セミナー「アンチ・ドーピングで実現するクリーン&フェアなeスポーツ」

eスポーツの発展に伴って、アンチ・ドーピング活動への取り組みが国際的に進んでいることを踏まえ、アジア競技大会などの事例をもとにeスポーツとアンチ・ドーピングの関係について解説しました。

 

出演者(※敬称略):

 山本 宏明 (JeSU医事委員会 委員長、 JeSUアンチ・ドーピング部会 部会長、 日本陸上競技連盟 医事委員会 委員)

 Kazemaru (「PUBG Mobile」プロプレイヤー )

URL:https://www.youtube.com/live/Tz11thjL80w?si=vh7UEublzuIhPwO_&t=11553

 

 

<eスポーツ競技大会>
●「グランツーリスモ7」決勝大会

PlayStation®5 / PlayStation®4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』部門では、オンライン予選を勝ち上がった8名による決勝大会を実施。使用コース「富士スピードウェイ」を10周し、優勝者を決定しました。今回の大会では免許を取得できないティーンエイジャーが多く、当日発表の要素もあり、プレイヤーの適応力が試される激戦区の中でしたが、どれみ選手がみごとに優勝を勝ち取りました。

 

【優勝者】 どれみ選手

「最近ちゃんと練習していない中で予選でのポジション取りも失敗し、その中でまさか優勝できて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!」

 

●「WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球」決勝大会

PlayStation®4、Nintendo Switchの両ハードのオンライン予選全国ランキングで2チームの各1位を獲得した2名と、当日予戦を勝ち抜いた2名、計4名による決勝トーナメントを実施。各試合には「けんき」「たいじ」も応援団長として対戦を見守りました。「冷静」チームながら正確かつ白熱のプレイを届けるショーラ選手がコールドゲームでみごと優勝を決めました。

 

【優勝者】ショーラ選手

「宣言通り打ちまくることができて最高です!」

 

●「太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル」決勝大会

オンライン予選や会場予選を勝ち上がった親子部門4組、一般部門8名で決勝トーナメントを実施しました。親子部門では激戦を戦い抜いたしはる親子のままぎまる選手・しはる選手が安定したプレイをみせ優勝を決めました。一般部門では去年の優勝選手はる~~~ん選手と正確さのkazemiyaび選手が僅差での試合を繰り広げ、3曲目ではたった250点差でkazemiyaび選手が勝利を勝ち取りました。

 

親子部門 
【優勝チーム】「しはる親子」

ままぎまる選手(右)

今回初めて大会に参加したのですが、親子でとても楽しむ事ができました。緊張しましたが練習の成果を出せて良かったです。eスポーツがこれから更に盛り上がって欲しいと思います。

しはる選手(左)

人生初めてのトロフィーをもらえてすごく嬉しかったし、楽しかったです。みんなとても強かったのでまた練習して出たいです。

 

一般部門
【優勝者】kazemiyaび選手

優勝、本当に嬉しいです!!決勝戦はアーケード・家庭版の両方で公式大会優勝経験があるトッププレイヤーが相手ということもあり、自分自身の実力以外の要素も絡み合った上で掴み取れた勝利だと考えていますが、それを差し引いても彼を相手に戦って優勝出来たことはとても価値のある経験だと思います。この経験を糧に上達を続けて、優勝の実績に相応しい腕前になりたいです!これからも頑張ります!!

 

「パズドラ」決勝大会

優勝者に「プロライセンス認定権利」が与えられるパズドラは、アプリ内「ランキングダンジョン」にてオンライン予選が行われ、その上位選手たちによるリアル会場予選から勝ち上がった16名による決勝大会準決勝・決勝戦が実施されました。決勝戦では4人同時に参加する対戦を三本行い、合計スコアで勝者を決定するルールで行い、一本目は、はるまき選手が1位を獲得しましたが、二本目・三本目に連続して1位になった、となかい選手がそのまま優位を維持し、初優勝を決めました。

 

【優勝者】となかい選手

「気づいたらプロになっていました」

 

セガ公式大会「ぷよぷよカップ」(ぷよぷよeスポーツ)決勝大会

今年はオープンの部(小学生以上)で、優勝者にはプロライセンス取得権が付与されるセガ公式大会「ぷよぷよカップ」が開催されました。小中学生選手が躍進する中、決勝戦は共にJeSU公認プロのdelta選手とともくん選手。delta選手が5本連取で先制するも、ともくん選手も負けじと5本連取で1セットを取り返し、両者1歩も譲らない試合展開に。

最終試合で繰り広げられた同時消しの応酬では、ともくん選手がdelta選手の1歩上を行き2年連続3度目の東京eスポーツフェスタ優勝を勝ち取りました。

 

【優勝者】 ともくん選手

「東京eスポーツフェスタ三年前と、去年優勝していて三回目の優勝することが出来て本当にうれしいです。」

 

●「モンスターストライク」決勝大会

親子部門、一般部門の2部門で開催したモンスタース トライクは、それぞれ2名1組を1チームとし、オンライン予選やリアル会場予選を勝ち上がった親子部門8チーム、リアル会場予選を勝ち上がった一般部門32チームによる決勝トーナメントを実施しました。
親子部門では、終始、息の合った正確なプレイを見せた『リトルバード』が逆転優勝を決めました。一般部門ではBO3最終戦までもつれ込む大接戦の中『えすかるご!?』が優勝を獲得しました。

 

親子部門
【優勝チーム】リトルバード 

空色選手(左)

楽しみながら全力を出せました。東京eスポーツフェスタでは2022年の大会以来2度目の優勝ですが、去年の大会(東京eスポーツフェスタ2023)では3位で悔しかったのでリベンジできてすごく嬉しいです。

のーふぇいす選手(右)

多くの方々に支えられた大会で、現地でもたくさんの声援をいただきました。娘用に簡略化した立ち回りで挑み、完全手を見せることはできなかったのですが、良い結果が出せました。応援してくれた方々に恩返しできたかなと思います。

 

一般部門
【優勝チーム】えすかるご!? 

吉村 武琉選手(左)

「MONST Xmas TOURNAMENT 2023」で出場者の強さに絶望し、本気で練習し挑みました。成長できた一ヶ月でしたし、結果も残すことができて嬉しいです。基本的に難しいショットは自分が担当したのですが、簡単なショットだけで勝てる大会ではなく、相方(まそお選手)がしっかりと決めてくれていたので楽しみながらプレイできました。

まそお選手(右)

初めて出場した東京eスポーツフェスタで優勝できて、めちゃくちゃ嬉しいです。モンストのプロ選手である相方(吉村 武琉選手)が強すぎて横で圧倒されていました。相方がミスをする気がせず、自分が決めたら絶対勝てるという自信を持てたので、安心しながらプレイできました。

 

<関連産業展示会>
●企業対抗戦

関連産業展示会の出展事業者有志が、「スーパーボンバーマン R 2」企業対抗戦を開催。初めてボンバーマンに触れる方にも楽しんでいただけました。そして見事優勝したのは、川上産業株式会社でした。

【優勝チーム】川上産業株式会社

「初参加の中イメトレを手伝ってくれたチームメンバーや野次…声援を届けてくれたメンバーのおかげで勝つことができました。とても楽しかったです!」

【参加事業者】(50音順)

AMORIS/株式会社スマートスタート/川上産業株式会社

 

ピッチイベント

関連産業展示会に出展する4事業者が、eスポーツ関連産業活性化に向けた新規サービスや製品などに係るアイデアのプレゼンテーションを行い、2名の専門家が審査した結果、株式会社PACkageが最優秀賞を受賞しました。

最優秀賞
株式会社PACkage
「地域社会の絆を深めるアプリ」

プレゼンター:伊東 アレキサンダー様
「選ばれると思っていなかったので正直ビックリしています。eスポーツやゲームをただ遊ぶだけでなく、人と人との絆をつなぐきっかけとして意識している方が自分以外にもいることに気づけて良かったです。ありがとうございます。」

【参加事業者及びプレゼンテーションテーマ】(発表順)

・株式会社PACkage
「地域社会の絆を深めるアプリ」
・ピーコック魔法瓶工業株式会社
「ゲーミングボトル・ゲーミングタンブラー」
・あけび動作の学校株式会社
「スマホの新しい持ち方 ハンガーリング」
・株式会社メイクウィル
「三本の矢の施策」

審査員

東京都eスポーツ連合 会長   筧 誠一郎
株式会社HLD lab 代表取締役  岡田  大士郎